4月8日に開催されたプレミアリーグの第30節で、4位のトッテナムは三笘薫が所属する6位のブライトンとホームで対戦。2-1で上位対決を制した。

韓国代表FWソン・フンミンと三笘の日韓対決も注目されたこの大一番で、圧巻のゴールを決めたのが前者だった。開始10分、左サイドから切れ込んで右足の一閃。カーブをかけたミドルシュートでネットを揺らしてみせた。

このゴラッソで、アジアの選手として初めてプレミアリーグ100ゴールを達成した韓国の大エースは試合後、次のように発言した(英公共放送『BBC』より)。

「アジアの選手たち、特に韓国の選手たちがこの偉業を見て、自分たちもできると信じてくれるよう願っている。僕は若手たちの良い手本となるべく、大きな責任を負っている。アジアの選手がプレミアリーグで素晴らしい活躍ができると信じてほしい」

この発言が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンが優勝した際、大谷翔平が発した言葉と似ている指摘したのが、韓国メディア『InterFootball』だ。「野球はオオタニ、サッカーはソン・フンミン…プレミア100号弾の後、『アジアもできると信じる』」と題した記事を掲載。ソン・フンミンのコメントを紹介し、次のように伝えた。

「アジアナンバーワンらしい発言だった。ソン・フンミンは自分の歩みがアジアサッカーの発展につながることを切望した。種目は違うが、2023のWBCで日本が優勝した後、『エース』大谷翔平がした発言(「今回の優勝はアジアの優勝」)と一致している」

同メディアは「韓国を越えて、アジアの歴史を記しているソン・フンミン。今回の100号ゴールでもう一つ偉大な足跡を残した」と続けている。

競技は違えど、スーパースターの想いは同じ様だ。