ハサミは多くの節足動物の付属肢に見られ、中でも十脚類(エビ・カニ・ヤドカリなど)の甲殻類によるものか最も一般的に知られている。

十脚類の鉗脚は餌となる生物をつまみあげ、捕捉し、あるいは殻を粉砕したうえで、食べられる部分を裁断、引きちぎるのに用いられる。また、敵を攻撃する際や、防御のため、さらにはシオマネキ類やチゴガニ類のようなスナガニ科でよく見られるように、異性をめぐる闘争やそれに関係したダンスなどのデモンストレーションにも用いられることがある。

そんなハサミを持つ生物たちを10選紹介していく。