日本では独身のまま中年期以降を迎える人が増加傾向にあります。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集」によると、50歳時の男性の未婚割合は2000年は12.57%だったのが、2022年には28.25%と2倍以上になりました。

■独身で40代を過ぎると孤独に耐えきれなくなる?
結婚するか否かは言うまでもなく個人の自由意志ですが、Twitter上では独身生活が続くことのデメリットについて述べたツイートが発端となり、議論に発展することがあります。

あるTwitterユーザーが「独りぼっちの50代とか気楽どころかキツイに決まってる」と投げかけたツイートが拡散され、独身生活の厳しさについて述べる反応が集まりました。

その中のひとつに、実家のスナックで見てきたという例をもとに、強い言葉で語っているものがあり、注目されました。40~50代の独身者たちが恋愛のパートナーを求めるも、なかなか相手が見つからず、孤独に耐えきれなくなった状態を「漏れなく狂う」と表現しています。

独身の40代、50代は孤独に耐えられるか?「メンタルが歳と共にすり減る」「漏れなく狂う」等の悲観論に「楽しく暮らしてる人もいる」と反論も

これらの投稿には反論も。「自分の周囲は40?50代の独身者が多いが、楽しく生きてる」「信頼できる友人がいれば寂しくない」といった声が寄せられています。

さらに後日、Twitterのトレンドに「未婚のまま40代」という言葉が登場したことをきっかけに、議論は再燃します。

人付き合いが苦手だというTwitterユーザーは自分自身について「下手に結婚したら狂うだろうなーという確信がある」とツイート。一人でいることが心地よいと考える人たちからの共感が集まったのです。

日本社会には「既婚者が勝ち組」という考えがあるけど、結婚しているかどうかより楽しんでいるかどうかが大事

このTwitterユーザーは「人生、結婚してるかどうかではなく、楽しんでいるかどうかだよ」と主張。一連の投稿には「結婚に興味がないから大いに共感できる」「そういう考えが広まって欲しい」と支持が集まりました。

既婚・未婚どちらの立場であっても勝ち負けといった評価をせず、明るく前向きに捉える考え方には学ぶものがありそうです。

https://www.j-cast.com/2023/03/20458009.html