https://www.jiji.com/jc/article?k=2023032200724&g=pol

総務省は22日、放送法の政治的公平性に関する行政文書を巡り、追加報告書を参院に提出した。当時総務相だった高市早苗経済安全保障担当相が否定する2015年2月13日の「大臣レク(説明)」の記録について、担当者が「原案を作成した認識はある」と証言。これに対し、高市氏は「捏造(ねつぞう)」との考えを重ねて示し、野党の閣僚辞任要求を拒否した。
総務省担当者「原案作成の認識ある」 放送法文書で追加調査報告

 担当者は、高市氏の関与について「(政治的公平性を定めた)放送法4条の解釈という重要案件を全く報告していないのはあり得ない」と指摘。その上で、記録された発言内容は「概要として間違っていない」と明言した。別の担当者も「(部下に)しっかり作成してもらった記憶がある」と述べた。
 一方、高市氏も書面を参院に提出。行政文書に含まれた自身の記録に関し、「正確ではない」などと反論した。