0001風吹けば名無し
2023/03/23(木) 07:37:59.02ID:DwkxTUSl0その場面は3番手で登板した高橋宏の5回だった。無死一塁で打席にはトラウト。カウントは2ボール0ストライクだった。「ここで2ボールで、首を振るんです」と高橋宏は捕手の出すサインに納得しなかった。
「首振った。真っ直ぐ投げるんかな、と思ったんです。四球にしたくないから、3ボールにはできない」。ところが、20歳の高橋宏が投じたのは何とフォーク。
矢野氏は「若い投手がベテラン捕手に対して、日本の投手はどちらかというと“言いなり”になる。先輩がサイン出したから、うんと言いたくなるんですが、この20歳の選手が、この大舞台で首を振る。
しかもフォークボールは、ストライクではなく、ボールを投げに行く。だから絶対に打者は振ってくるというものを感じながら、しかもこの試合で初めて投げたフォーク。それを、あそこにコントロールして投げたのは、僕は末恐ろしいなと。すごい投手になりますよ」と予言した。
高橋宏はこの日、内野安打など2本打たれたが、1回を無失点。ホールドをマークし、7投手による世界一継投を担った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b11d49ae0126000adb68e132eb87316c4b8edf