【WBC】侍ジャパン次期監督の人選へ イチロー氏、古田敦也氏ら後任打診も 栗山監督勇退
3/23(木) 4:00配信

日刊スポーツ
日本対米国 優勝し大谷(右)ら選手たちから胴上げされる栗山監督(撮影・垰建太)

 侍ジャパンは栗山英樹監督(61)が任期満了となる今大会で勇退し、新たな後任監督の選定に入ることが22日、分かった。

 その候補として、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(49)が挙がる可能性があることが判明した。
侍ジャパン強化委員会は、速やかに26年春に開催予定の第6回WBCへ向けた次期監督の選考に入る。
球界関係者の話を総合すると、新指揮官として、イチロー氏に侍ジャパンからの打診が届くことは十分にある。

 同氏は第1回、第2回WBCの中心選手として連覇に貢献。06年の第1回大会では王監督の下、活躍。ベストナインに選ばれた。
09年の第2回大会では一転、苦しんだ。だが、原監督の下、1番右翼を任され、ついに決勝の韓国戦で4安打と爆発。
延長10回に林昌勇から決勝の2点適時打を放ち、日本を連覇に導いた。

 その瞬間を目に焼き付けた当時の野球少年たちが、今回の侍ジャパンのメンバーには多くいた。
イチロー氏は19年に現役を退いた後、マリナーズで若手の育成役を務める。
20年2月には学生野球資格を回復。オフに帰国すると全国の高校を巡り指導。女子野球にも積極的に携わっている。