危機はレジリエンスの必要性を知らせる貴重な警鐘

モデレーターを務めたJICA緒方研究所の高原明生所長(左)
スティグリッツ氏はまず、現在起きているさまざまな危機はレジリエンスの重要性を知らせる貴重な警鐘だと指摘し、
「世界経済は、我々が期待していたほどレジリエントではないことを露呈した」と語りました。
経済問題については、目下、世界的なインフレとの闘いが続いている上、
物価高の原因は総需要の過剰ではないにもかかわらず、米国などではインフレ対策として金利を引き上げるという
金融政策が実施されているために、世界規模の景気後退局面が眼前に迫っていると述べました。
そして「世界の主要国で唯一、正しいことをしている中銀がある。日本銀行だ」と続けました。

https://www.jica.go.jp/jica-ri/ja/news/topics/20221007_01.html