『月曜日のたわわ』日経新聞広告論争 必要なのは規制ではなく批評

村上春樹の小説『1Q84』では、ふかえりと呼ばれる17歳の少女が登場し、主人公の幻想の中で性的なシーンが描かれます。

世界の村上春樹が書いて各国の書店でも売られているのだからいいのだ、ということではなく、そうした村上春樹の少女幻想に対する厳しい批評も含めて、社会はフィクション作品に広く開かれているべきであり、新聞にはその広告が掲載され、そして掲載された作品には多くの視点からの自由な批判がされるべきであると考えます。

歪んだ欲望に必要なことは広く開かれた場所で他者の視線と声に出会うことであり、禁止と規制で欲望を暗く狭い場所に押し込めることは、歪んだ欲望をさらに歪めるからです。
https://www.jprime.jp/articles/-/23692