名古屋市は20日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍する大谷翔平選手(エンゼルス)のサインが入った岩手県奥州市産の「月山松」と呼ばれるアカマツの切り株を、4月14日~5月7日に名古屋城本丸御殿で展示すると発表した。

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 大谷選手は奥州市出身。今月初め、バンテリンドームナゴヤで壮行試合を行う日本代表に合流するため名古屋市入りした際、市の求めに応じてサインした。エンゼルスの背番号「17」や、サインした「2023・3・4」なども記されている。

 名古屋城天守閣の木造復元を目指す名古屋市は、天守閣の3階部分の床を支える最も長いはり(約16メートル)に月山松を使用する予定。使う松は推定樹齢350~400年、直径約80センチで、今回展示する切り株は、この松の根元部分となる。

 この日の定例記者会見で、河村たかし市長は「どえりゃあもの」とサイン入り切り株をアピール。木造復元後の名古屋城を1000年以上残したいと述べたうえで「大谷さんのサインも1300年は持つんじゃないか。お楽しみに」と話した。【田中理知】

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