また、この日テドロス局長はタヌキが新型コロナウイルスの宿主である可能性を示唆する研究が出されたことと関連して中国を批判した。彼は「このデータは3年前に共有され、共有されなければならなかった」と指摘した。その上で「われわれは中国がデータを透明に公開して必要な調査を遂行しその結果を共有するよう続けて促す」と強調した。

CNNとニューヨーク・タイムズなどが17日に伝えたところによると、米スクリプス研究所、豪シドニー大学、米アリゾナ大学などに所属する国際研究陣は、中国・武漢の華南水産市場内で2020年1月~3月に採取された遺伝子データを再分析した。その結果、新型コロナウイルスに陽性を示した遺伝子サンプルにこの市場で販売されたタヌキの遺伝子が相当量混ざっていたことが明らかになった。

研究陣は「これはタヌキが新型コロナウイルスの宿主だったかもしれないという点を示唆する」と説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79bc7bec24e5162ad1874ebaaaca8e5bfa49e27b