岸田文雄首相のウクライナ訪問が水面下で再び動き始めた。
今月31日にも日本を発ち、ポーランドを経由して首都キーウに入る方向でウクライナの外交当局と交渉を進めている。
現地ではゼレンスキー大統領と首脳会談を行なうだけでなく、キーウ近郊の激戦地も訪れ、犠牲者に献花する予定という。
政府内で検討されている首相の電撃訪問の行程はこうだ。
3月31日夜に政府専用機で羽田空港を出発し、15時間後にポーランドのジェシュフ・ヤションカ空港に着陸。
その後、2時間ほど陸路を走ってウクライナとの国境近くに位置するプシェミシル駅に向かい、そこから列車で10時間かけてキーウに到着する計画だ。
2月のバイデン大統領とほぼ同じコースとなる。

岸田首相はキーウ到着後、ただちにゼレンスキー大統領と会談し、同国への支援拡大を表明する。
現地の戦闘状況を見ながらキーウ郊外の激戦地であるブチャも訪れ、犠牲者に献花する予定だ。献花を終えた後、今度は逆のコースで4月3日未明に日本に戻る。
0泊3日の強行軍となる。

https://facta.co.jp/article/202304047.html