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大阪府寝屋川市で昨年3月、専門学校生=当時(20)=を刃物で死亡させて現金を奪ったなどとして、強盗致死罪などに問われた無職、阿世知(あせち)雅斗被告(19)の裁判員裁判の判決公判が17日、大阪地裁で開かれた。佐藤弘規裁判長は求刑通り懲役10年以上15年以下の不定期刑を言い渡した。

阿世知被告は18、19歳の「特定少年」の実名報道を起訴後に可能とする昨年4月施行の改正少年法に基づき、氏名が公表された。

判決理由で佐藤裁判長は、被害者を刃物で突き刺す行為は別の共犯者がしたものの、阿世知被告も催涙スプレーや警棒で一方的に暴行を加えたとして「危険で悪質な犯行」と指摘した。

判決によると、阿世知被告ら4人は共謀し、昨年3月、寝屋川市の路上で専門学校生に催涙スプレーや警棒で暴行した上、刃物で背中を突き刺して死亡させ、現金約12万円などが入ったバッグを奪った。