じょうごをつかって茜の胃に直接ガソリンを流し込むと、すぐに効果が表れた。
「ぐえぇぇぇぇ! おげぇっ! ぐるじいぃぃ! あがぁぁぁ!」
大口を開けて絶叫し、体を痙攣させる茜。目からは涙が溢れている。
俺はマッチに火をつけ、泣き叫ぶ茜の口に放り込んだ。
ジュッ……という音とともに、口内に火が付いたようだ。
「あづいぃ! あづいよぉぉぉっ!! 熱いぃぃぃっ!!」
火は食道を通って胃に到達したらしく、喉が焼けて声が出なくなったらしい。
だが、それでも喉からゴポゴポと泡が溢れ出てくるあたり、相当な苦痛なのだろう。
そのまま火は全身を燃やしつくし、ついには全身を灰にして絶命した。
『おめでとうございます。レベルが上がりました』
頭の中でアナウンスが流れた。どうやら今回もレベルアップできたみたいだ。