国際刑事裁判所(ICC)は17日、戦争犯罪容疑でロシアのプーチン大統領に逮捕状を発布した。ロシアがウクライナ侵攻後に同国から子供たちを連行した疑いに絡みプーチン氏に責任があるとしている。

  ICCがウェブサイトに掲載した声明で、「ウクライナの占領地域からロシア連邦への住民、特にウクライナの子供たちの不法な移送や国外退去という戦争犯罪の責任を各容疑者が負っていると確信するだけの妥当な根拠がある」と説明した。

  ロシアのペスコフ大統領府報道官は今週、ロシアはICCの管轄権を認めていないと述べていた。17日のICCの決定について外務省のザハロワ報道官はロシアにとって「何の意味も持たず」、法的な根拠もないと話したと、ロシアの国営タス通信が報じた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-17/RROCUFT0AFB401