17日夕方、仙台市内の建設会社で作業中の60代の男性作業員が足場から3メートル下の地面に落下し死亡しました。

17日午後4時40分頃、仙台市太白区茂庭の「茂庭マル正工務店」で男性従業員が、クレーン車で3メートルほどの高さに吊ったパレットを足場にして溶接作業をしていたところ、地面に落下しました。

この従業員は太白区茂庭に住む二ツ森直利さん(67)で胸などを強く打ち、病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。

警察によりますと二ツ森さんはヘルメットは着用していたものの命綱などは身に着けていなかったということです。

警察は落下の原因と工務店の安全管理に問題がなかったか調べています。

この会社では去年3月、60代の男性従業員が伐採作業中、倒れてきた木が胸に当たり死亡した事故があり、工務店と70代の社長が労働安全衛生法違反の疑いで今月、書類送検されていました。