オリックスは17日、阪急ブレーブスの内野手として活躍したロベルト・バルボン氏が12日に急性肺炎のため西宮市内の病院で死去したことを発表した。89歳だった。

 バルボン氏はキューバ出身。1955年から64年まで阪急ブレーブスに所属し、55年に最多安打、58年から60年まで3年連続で盗塁王を獲得した。現役引退後も日本にとどまり、テレビ中継の解説や阪急のコーチを務めた。以降も球団職員としてブーマーやマルカーノらの通訳を担当。オリックスジュニアの監督も務めた。

 晩年も甲子園球場に姿を見せるなど、日本の野球に携わってきた。異国で活躍を目指して来日してくる助っ人の良き相談役にもなっていた。なお通夜、告別式は家族葬にて執り行われた。

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