米ケンタッキー州ウィリアムズバーグにキャンパスを置くカンバーランズ大が、2020年8月31日に死亡したレスリングの選手、グラント・ブレイスさん(当時20歳)の遺族に対して1400万ドル(約18億6000万円)の和解金を支払うことで合意した。

ブレイスさんはレスリングチームによる「熱中症予防訓練プログラム」に参加。練習後に猛暑の中で坂道ダッシュを何度も繰り返したが、途中で体調に異変を訴えた。
コーチ陣に「もうこれ以上は無理です。水を飲ませてください」と訴えたが却下され、屋外の噴水の水を飲もうとしたがうまくいかなかった。
その後、建物内に向かおうとした際に倒れ、その45分後に死亡しているところをコーチ陣が発見。心臓発作を引き起こしていたとされている。