女性を盗撮する行為を繰り返したなどとして東京都迷惑防止条例違反などに問われた作曲家、田中秀和被告(35)は15日、東京地裁(友重雅裕裁判官)で開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
田中被告は、人気ゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」や「ウマ娘プリティダービー」などの楽曲を手がけたことで知られ、「(他人に)見つかるか、見つからないかのスリルや達成感を味わって、仕事のストレスを発散していた」と動機を語った。

起訴状によると、被告は2022年8月20日、東京都内の駐輪場で女性(当時15歳)に卑わいな言葉をかけてわいせつな行為を求めたほか、22年9~10月には東京都や神奈川県の駅計9カ所で女性の下着を盗撮するなどしたとしている。

検察側は冒頭陳述で、被告は約10年前から短いスカートの女性を中心に盗撮を繰り返していたと指摘した。被告は被告人質問で「申し訳ありません」と謝罪し、「罪を忘れることなく、人生を歩んでいきたい」と述べた。

https://mainichi.jp/articles/20230315/k00/00m/040/105000c