右手小指を骨折しながら、スタメン出場した源田が七回に右前適時打を放った。手負いの侍戦士が価値ある一打を放ち、東京ドームは大歓声に包まれた。

 初球にセーフティーバントの構えを見せたが、ファウル。それでも追い込まれてファウルで粘り、内角高めの直球をきれいにはじき返した。

 守備では無難に遊ゴロをさばき、スローイングも安定。その度に東京ドームは大歓声に包まれた。
全治3カ月の重傷を負いながらも、驚異的な回復力でゲーム復帰した源田。
15日の練習で「患部は気にならないです。結構、良い打球も多かったので。守備も問題ないかと思います」と語っていた気迫の男に、スタンドは惜しみない拍手を送っていた。

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