プエルトリコはドミニカ共和国を1次ラウンド最終戦で撃破。3勝1敗とし、メキシコが待ち受ける準々決勝進出を決めた。一方、大会前は優勝候補の筆頭に挙げられていたドミニカ共和国は2勝2敗で、敗退が決まった。

 だが、金星の喜びはあっという間に吹き飛んだ。9回の1イニングを3者連続三振で締めたのはメッツのエドウィン・ディアス投手(28)。試合中継局FOXによれば、試合終了の瞬間、ナインが群がって抱きつき、歓喜の輪をつくって飛び跳ねると、重みに耐えかねた守護神はグラウンドに崩れ落ちた。

 トレーナーが呼ばれ、Y・モリーナ監督も駆け寄って心配そうに見守るが、額に脂汗を浮かべたディアスは自力で立ち上がれず。結局、スタッフから両肩を支えられ、涙を浮かべながらグラウンドを退くと、取り囲んだナインはまるで敗退したかのようにうなだれた。

 この日磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受ける予定だが、長期離脱は避けられない見通しだ。

 昨季は自己ベストの防御率1・32で32セーブを挙げ、メジャー通算7年間で205セーブ。リーグを代表するクローザーとして、FA権を得た今オフは、メッツと5年総額1億200万ドル(約136億円)で延長契約を結んだばかり。メッツと5年総額7500万ドル(約100億円)で契約し、新加入した千賀滉大投手にとっても、きっちり白星を運んでくれるクローザーになるはずだっただけに、続報が気になるところだ。

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