ドミニカ共和国との大一番を制したプエルトリコが3勝1敗で、D組2位通過を決めた。

 歓喜から一転、プエルトリコに悲劇が待っていたのはゲームセットの直後だ。抑えとして3点リードの九回を無失点に抑えたエドウィン・ディアスが歓喜の輪の中で崩れ落ちた。 マウンド付近でチームメートたちに飛びつかれた右腕は、その場で歓喜のジャンプを繰り返している最中に右脚を負傷。自力では歩くことができず、車いすにのせられ、グラウンドを後にした。ショックのあまりその場で涙を流す選手もいた。

 試合後の会見でモリーナ監督は同投手の負傷箇所について「右膝だと思う」と話し、「まだ情報は入っていない。これから検査を受ける。今夜中に詳細が分かると思う」と話すにとどめた。

 ディアスはマリナーズ時代の18年に57セーブを挙げてタイトルを獲得。19年にメッツへ移籍し、昨季は2年連続4度目の30セーブをクリアし、球宴にも選出された。シーズン後にFAになったが、メッツと5年1億200万ドル(約138億円)で再契約。今季年俸1750万ドル(約23億6000万円)の右腕はソフトバンクから海外FA権を行使して5年7500万ドル(約101億円)の契約を結んだ千賀らとともにチームの主力として大きく期待されている。

 プエルトリコは3大会連続1次ラウンド突破。13年と17年に2大会連続で決勝戦に進んでいる強豪国は準々決勝でC組1位のメキシコと激突する。

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