コロナ特需で売り上げ増加も宅配スタッフの人件費高騰で収益悪化、宅配ピザのシカゴピザ(大阪)が自己破産へ

当社は、1986年(昭和61年)10月にピザ宅配業者として創業。関西地区を中心に70店舗を展開していた宅配ピザチェーン店「シカゴピザ」の株主であったリサグループが、同社の株式を売却することとなったため、取引銀行の支援を得て、2015年(平成27年)6月に設立された経緯を有する。

西日本を中心に「シカゴピザ」を展開するほか、「どんぶり名人」48店舗の運営および「麺や逸杯」、「天かつ庵」、「匠屋」の宅配事業を手がけていた。関西では相応の知名度を有して店舗を増やし、宅配可能地域を拡大。2020年3月期には年売上高約34億6300万円を計上していた。

しかし、大手各社との競争は厳しく、仕入れコストや人件費なども重荷となり、出店費用を借入金で賄っていたことから設立以降、収益は低調に推移していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b169f2401e1100e630be785289ca6961fe3173d