0001風吹けば名無し
2023/03/14(火) 19:12:37.03ID:w3v/BL5v0Pi国内で消費される小麦のうちおよそ9割は輸入で、政府は安定的に確保するため一括して調達したうえで製粉会社などに売り渡していて、その価格は4月と10月の半年ごとに見直されます。
しかし、去年からことしにかけてはロシアによるウクライナ侵攻などで買い付け価格が高騰したため、政府は去年10月の見直しを行わず、価格を据え置いていました。
発表によりますと来月以降の売り渡し価格は5.8%値上がりし、過去最高の1トン当たり7万6750円になるということです。
直近1年間の買い付け価格で算定した場合、1トン当たりの売り渡し価格は8万2060円、値上げ幅は13.1%となりますが、ウクライナ侵攻などによる価格高騰の影響が大きかった期間を除き、直近半年間で算定することで値上げ幅を抑えることにしました。
ただ、値上げ幅を抑えた分は国が負担する形となり、その額はおよそ100億円に上るということです。
輸入小麦の売り渡し価格は、今の制度となってから過去最高になり、今後、パンやめんといった小麦粉を原材料とする製品のさらなる値上がりにつながることが予想されます。
輸入小麦の売り渡し価格が来月以降、引き上げられることを受けて、ラーメンも提供する山形県天童市のそば店からは「断腸の思いで商品代を値上げする」という声が聞かれました。
政府が輸入した小麦を製粉会社などに売り渡す価格が14日、発表され、来月以降の価格は5.8%値上がりし、過去最高の1トン当たり7万6750円になります。
山形県内ではラーメン店だけでなくそば店でもラーメンを提供する店が多く、創業180年となる天童市の老舗そば店では、多いときで一日1000食程度のラーメンを提供していて、およそ80キロの小麦粉を使います。
この店ではラーメンに使うめんを輸入小麦に頼っていて、価格が引き上げられるたびに経営が圧迫され、輸入小麦の値段が上がったおととし10月には、価格を50円値上げしました。
そして、今回の売り渡し価格の引き上げで来月からはラーメンの価格をさらに20円から30円程度、値上げせざるをえないということです。
そば店の店主で県内のそば店やラーメン店でつくる組合の理事長を務める矢萩長兵衛さんは「売り渡し価格の引き上げはつらいです。小麦粉だけでなく燃料やしょうゆなどラーメンの材料すべての値段が上がっています。従業員の生活も守らなければならないので、断腸の思いで値上げさせていただく」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20230314/6020016960.html