岸田首相、小学生の安保政策を巡る手紙への返事は「出すことが困難」 「答えになっていない」残念がる児童ら

 首相は「官邸にはさまざまなご意見をいただいており、その一つ一つに返事を出すことは困難」とした上で、「安全保障政策について、国民の理解を得られるよう努めていく」と答えた。返事を出すことが困難な理由は説明しなかった。

 手紙を送った小学校の6年生のクラスでは担任の教諭が6日、首相の書面回答を帰りの会で紹介した。児童からは「答えになっていない」「手紙を読んでいないのではないか」などと残念がる声が出たという。教諭は「児童は戦争が嫌という思い一つ。首相には防衛に関して何をやるにしても、子どもたちが納得できる説明をしてほしい」と話した。