ポップニート系男子ワイ、高校生活三年間を振り返る
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親の方針で三年間ずっと予備校に通っていた。性格は明るく陽キャ寄りだと思う。けど五軍陰キャとか陰で言われてた。 振り返ると死にたくなる。ここで吐き出して楽になりたい。 第一章
入学するもコロナで六月まで登校なし。ひたすらzoomの授業が続く。そしてその空気感のまま人とほぼ関わらずに過ごしてきた。今思えばこれがまずかった。
周りはどんどん友達を作っていたけどワイだけはずっとぼっち。すでに出来つつあるグループに割り込む勇気はなかった。 高校で友達出来なかった奴は騙されたと思って防衛大学校行くとええで そして秋になり、同じように波に乗り遅れたor乗りたがらない陰キャオタク達と独自のコミュニティを気付き上げてしまった。数人で疎外感を感じながらクラスに身を置き続けるのは苦痛だった。ほぼ何の思い出もなく一年目が終わった。無理もない。学校行事なんて何一つなかったからな。 が、一つ挙げるならば放課後にオタとマクドに行った事だ。空が暗くなる前に、もっと言うと夕焼けを下校時に見た事なんて数えるほどしかないワイはその日のことを鮮明に覚えている。
学校帰りにクラスの連中と寄り道。夢にまで見た青春のエピソードだ。だが、それだけだった。 〜第二章〜(長くなってすまん)
実は前からTwitterに費やす時間がどんどん増え、一年の終わり頃には完全なるツイ廃になっていた。そしていつしか、そのネットの波に乗り続ける中で、自分はどうやら「陰キャ」のカテゴリに属するらしい事を知った。
酷く落胆した。俺は性格は明るい方だ。クラスには何となく馴染めていないが、それはコロナのせいである。そして、「陰キャ」への嫌悪感は募り、同時に何となくクラスの中に存在を感じ続けていた「陽キャ」と言うものに憧れを抱くようになる。 そして顔ぶれの変わる二年生からイメチェンして陽キャデビューを決意する。眼鏡をやめてコンタクトを、卒業までずっとつけていた。髪を茶染めして頭髪チェックにわざと引っ掛かり、何度呼び出されたかわからない。 怒られる度、呼び出しを食らうたび、「自分はワルだ。問題児だ。」そう思えて誇らしかった。 これで全てはうまく行くと思った。しかし現実は甘くは無かった。俺はみんなと友達になりたくてもみんなが俺と関わりたいとは思わなかったのだ。 中3やろ?ほんとは
身バレ防止のために!とか頭悪い考えでこうさんってなのってるんやろ
あまりにも拙い 理由はこうだ。かねてよりみんなから遠慮気味に指摘されてきたが、ワイはどうやら話が絶望的に面白くないらしい。そのくせ妙に明るいテンションなのだと言う。具体的な例を挙げるならば、かの有名な「ポップニート」が近いだろうか。 気さくに話しかけるが会話が下手くそ過ぎてグループに入ろうとして話しかけても基本無視して会話が続行されるor数秒の沈黙が返ってくるだけ。 正直言うとテメーら陽キャ気取りの陰キャの集まりみたいな二軍どもの会話も相当おもんないからな。ただギャーギャー騒げばええんとちゃうぞこの猿。いや、そう言えば全く同じ事をワイが言われたこともあったが。 さて、やはりコロナの関係でさまざまな学校行事は中止となった。青春を奪われたと言いたいところだがぶっちゃけどこの輪にも入れてもらえず優しく穏便に摘み出されるから正直行事なんて全部無い方が良かったかもしれんが。 そんな中でただ一つ修学旅行なるものがあった。だが困ったことに誰も俺と班を組みたがらない。班といってもただの就寝時の部屋割りのことで、日中の行動は自由。つまり、どこのクラスの人とも、何人でも行動して良いと言うわけだ。 案の定、当日俺の行動班は一年の時に少しだけつるんで二年から別々のクラスになったやつが一人と一年から引き継ぎのド陰キャチームが完成。誰とも関わらない者たちが歪な集団を築いてしまった。 結局行動班を組もうと誘った陽キャ達には徹底的に避けられてこうなってしまった。一年生の時の惨めな生活とおさらばして、花のセブンティーンたる高校二年を謳歌してやろうと思ったのに。こんな地味なメンバーしか俺が生きられる場所は無かった。 おせーよこういうの書くならメモ帳に下書きしてから書け
全部一気に投下しろ カメラマンが色々なグループの写真を撮っていた。しかし俺は毎回フレームから外れた。このメンバーで写真に焼き付けられてしまったら、ワイは名実ともに五軍陰キャのレッテルを貼られてしまう。それだけは避けたかった。「俺はこいつらとは違う。」そう主張するようにカメラマンが来るたびにその場からはけていた。 第三章
三年になった。この年が一番濃い一年だった。あっという間に受験シーズンに突入。もう何も起こらないだろうと安堵と諦観が一気に押し寄せる中、とんでもない事態に発展した。例によって悪い方向に。 一年生の最初からずっと予備校に通っていたが、家から学校までが少し遠いのもあって、同じ学校の同級生はこれまで一人も在籍していなかった。
だが三年になる事で一気に予備校に通いだした。
そしてついに、俺の予備校にクラスメイトが来てしまった。 これはまずい。何故まずいかと言うと俺は二年生の頃からずっと虚言ばかり言って回っていたからだ。 クラスメイト達に、
「昨日は予備校の連中と夜遊びしてたから眠い」
「予備校のヤリマン美少女千円で抱いた」
とか。
他にも色々俗っぽくてヤンチャな、陽キャ受けの良さそうな作り話をしまくっていた。 そして更にまずいことに、俺の予備校の同級生にも同じような内容を言っていた。
こちらで話す事は「学校の友達と」と言う設定に変更してから。 つまりこれまでしてきたヤンキーと繁華街で乱闘した話やらカラオケとかボウリングとかを夜遅くまで友達と行っていたと言う話が全部ウソだとバレてしまう。学校でも、予備校でも、全く同じことが起きてしまう。 俺の、
実はヤンチャしまくっている。
ここには居ないけど予備校には(学校には)ちゃんと友達が居る
と言うこれまで構築しようとしてきたイメージが崩れてしまう。
予備校に友達は一人も居ないからクラスメイトに嘘がバレる。学校にも友達が居ないから予備校の同級生にも嘘がバレる。まさに八方塞がり。 俺は手を尽くした。しかし結果から言うと嘘はバレ、一発で学年全体に噂がアクセルフォーム並みのスピードで広まった。
俺のイメージは「うるさいコミュ障」から「虚言癖野郎」になってしまった。何が陽キャだ?言いふらしやがって。やる事が陰湿過ぎるんだよこのド陰キャ糞チー牛どもめが。 その上勉強は全く手につかない。認めたくはないが、今まで全く遊び歩いて居なかったのに家に帰って受験勉強する気が全く起きない。
模試では中堅私大を3校ほど書いたが、ことごくE判定ばかり。Fランスレスレの私大も合格出来るか微妙だった。
俺は結局、夏の三者面談にて、Fランスレスレの私大四校を受験することに決めた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています