エルフ「そう…運命を受け入れるわ…」

諦めかけたその時。

シュンッ!
颯爽と風を横切る音がした。
勇者ワイの登場だ。

ゴブリン「けっ!なんだテメェ、そいつを助けようってのか?」

勇者ワイ「あぁ、そうだ。」
瞬間、音速の勢いで間合いを詰めるワイ。
一瞬の内に背負った愛剣"ブレイブ・ソード"を構え、首に焦点を当てる。

勇者ワイ「喰らえ…"斬撃"!」
シュパッ!
残酷なほど鋭い刃が、まるで豆腐を切るようにスーッと貫通した。

エルフ「やったわ!…ただ、ゴブリンは頭からも再生するわ!」

ゴブリン(頭)「へっ…その通り。こんな攻撃、何回食らっても…ウッ!?」

勇者ワイ「"グラヴィティ・ゼロ"。永遠の無へと誘う魔法だ。」

エルフ「!(恍惚の表情) ワイさん!ありがとう!」

礼には及ばない。そう言い残して颯爽と消えていった勇者ワイ…
次はいつ会えるのだろうか、また危険な時は救ってくれるのだろうか?