ワイ「黒人奴隷は、温水どころか、水すら与えられなかった。
アフリカからアメリカまで、船にすし詰めにされて乗せられるんだ。
まともな食事も与えられず、病気にかかったら海に落とされる。
そんな地獄の旅を数ヶ月経て、アメリカに到着しても、待っているのは強制労働だ。
毎日毎日、汗水垂らして、つらくて、でも働かないと殺される。
そんな世界が19世紀まで続いていたんだ。
この現実を知っても、たかが温水が出ないくらいで文句言えるのか?」

バカ「ううん…ごめんね、黒人さん」

ワイ「分かればいいんだよ。ほら、顔を上げて、空を見てごらん」

2人は、さんさんと降り注ぐ太陽を見た。
アフリカでは、太陽には神が宿る、と信じられている。
ワイたちは太陽に向かって合唱した。
(黒人さんたち、お疲れ様でした)

ワイたちの思いに共鳴して、太陽は、ピカッと輝いた。