夕顔でも六条御息所でも葵の上でも玉鬘でも紫の上でも朱雀院女三宮でも宇治大君でも浮舟でもなく
秋好中宮(六条御息所の娘で源氏の隠し子の冷泉帝の正妻)
・物心つかないうちに生来病弱だった父親(元皇太子)と死別
・父親の死に伴い将来皇后になる筈だった母親(六条御息所)の立后がお釈迦になる
・自身も将来の内親王になれる身分だったのに父親の死によって一段劣る身分に(これがのちにぞんざいな扱いを受ける理由になる)
・母親、サロンを開くほど立派な貴婦人だったのに光源氏におもちゃにされる
・光源氏のセフレと化していた母が葵祭(京都一すごいお祭)の場で光源氏の正妻から辱められる
・母親はその苦しみから生霊になり、源氏の正妻を呪い殺し、結果源氏の気持ちが完全に母から離れる
・母親が源氏の事で病んで死ぬ
・六条御息所との関係を反省した源氏が自分の後見人になったがその事を忘れた源氏からよこしまな感情を向けられる
・本当は源氏の異母兄が好きだったのに源氏の隠し子と結婚させられる
・皇后にこそなれたものの、夫の気持ちは自分にはあまり向いていなかった
・夫との間に子供ができなかった
・母親が生霊から死霊にまでなってしまったと聞かされ、母の菩提の為に出家を望むも源氏から拒否される
・かつて母が呪い殺した(という説がある)女性の孫娘が、自分は産めなかった夫の子供を産む
・穏やかな性格で名高い女性だったのに母と同じく嫉妬に苛まれる
・源氏物語本編では描かれていないが死後母親と同じく地獄に落ちたものと推測される