10年前に長崎県対馬市の観音寺から盗み出され、韓国へ持ち込まれた仏像の所有権をめぐる訴訟の控訴審判決が1日、韓国の大田高裁であった。一審判決は、「14世紀に倭寇が韓国から略奪した」との主張を認めて所有権を認定したが、高裁は一審判決を取り消し、主張を退けた。