日本より早くからゲーム依存が社会問題になった中国では、ネットゲームが脳に与える影響の解明が進められています。
復旦大学教授の田梅さんは、20歳から26歳までの26人を対象に、ネットゲーム依存の人とゲームをしない人の脳を調べました。

田さんは、やる気や幸福感をもたらす「ドーパミン」という物質を受け取る「受容体」の活動度に注目。
人の体の特定の部位がどれだけ活発に活動しているかを測定できる装置で調査を行いました。
するとネットゲーム依存の人の脳では、ゲームをしない人に比べ、ドーパミンの受容体の活動が大幅に低下していることが分かったのです。