0001風吹けば名無し
2023/01/17(火) 13:47:45.40ID:f0o+zSEd0主人公は記憶喪失の少年。古い剣を手に廃墟で倒れていた。
教会魔術師のアリスに介抱され、この街がタナトスと呼ばれる化け物に滅ぼされたばかりであることを知る。
タナトスは神出鬼没の化け物で、四百年前から王国を荒らし続けている。
主人公はアリスから、彼の好物から仮名のリンゴという名前をもらう。
アリスはリンゴの治療のため、彼女の故郷の村へと向かう。
リンゴはアリスの伝手で、村で一番偉い司祭に看てもらえることになる。
司祭は優男で、アリスをどこか性的な目で見ているようでリンゴは気にいらなかった。
そんな折、村がタナトスの襲撃を受ける。
アリスは民衆を助けるために戦い、リンゴはアリスを助けるために戦う。
リンゴは司祭が奇妙な笛でタナトスを操っているのを目にして、彼が村に呼び寄せたのだと知って戦いを挑む。
修業を積んだ魔術師は、自身の精神を具現化して使役する「精霊」を操ることができる。
司祭は巨大な芋虫の化け物を出し、自身も攻撃魔法を操ってリンゴを殺そうとする。
一流の魔術師は百の雑兵に勝ると笑う司祭。
ただ、リンゴは異様な怪力を発揮し、あっという間に司祭の精霊が叩き伏せられる。
だが、そこへ司祭の呼び戻したタナトスが向かってきて、さすがのリンゴでも太刀打ちできずに追い込まれる。
そのとき、助けに来たアリスがタナトスの気を引き、リンゴが笛を破壊して司祭をぶん殴る。
笛が破壊されるとタナトスも去っていった。
司祭は魔法都市で宗教裁判に掛けられるが、なぜか無罪となる。
ここでアリスは教会とタナトスが繋がっている可能性に気が付く。
リンゴとアリスは教会から目を付けられて魔法都市から逃げ出す。
リンゴに恨みを、アリスに情欲を抱く司祭もその後を追う。
教会上層部の隠している真実とは? タナトスの秘密とは?
そして、リンゴの正体とは?
リンゴとアリスは、教会からの嫌がらせや刺客から逃げ回りながら、真実を求めて旅をする。