とんかつDJアゲ太郎(2020、二宮健監督)

あらすじ
東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」。
勝又揚太郎はその三代目だ。店を継ぎたいわけじゃないけれど、他にやりたいこともみつからない。
父・揚作の元、豚肉にはまだ触らせてもらえず、キャベツの千切りの毎日。
ある日、弁当の配達で渋谷のクラブへ。はじめて訪れたその場所で音楽にあわせ盛り上がるフロアに衝撃を受け、とんかつ屋とアメリカ南部にあるコールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房に、双子の少女殺害の罪で死刑囚になった黒人男性が収監される。
彼は身長2mを超える巨体と残忍な犯行とは裏腹に、子供のような純粋な心と奇跡を起こす不思議な力を持っていた。
やがて看守主任たちはジョンの人柄に触れるうちに、彼の犯した罪に疑問を抱き始める。