滋賀県野洲市の市立小学校で男性教諭(51)が特定児童に対し、不適切な言動で「担任によるいじめ」を繰り返した問題で、滋賀県教委は26日、この教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
同校校長に対し、管理監督責任を問い文書訓告を行った。
毎日新聞の取材や県教委の発表によると、教諭は今年5〜7月、授業中に被害児童に対し「本当に言葉を知らんな」「スルー(無視)しよう」などと発言し、他の児童によるいじめを誘発した。
被害児童の保護者に対しても教諭は不安を抱かせる発言をした。
県教委は、教諭が児童の人権を侵害したと判断した。学校は教諭のいじめ行為を認めて8月に開いた学級の保護者説明会で謝罪。
2学期から担任を交代させた。教諭は8月から体調不良で休んでいるという。
県教委は他2件の懲戒処分も発表。公立中学校の女性教諭(39)は後輩の男性教諭に対するパワーハラスメントで戒告となった。
「うるさい」「なんでそんなあいさつやねん」「転職した方がいいんちゃう」などと不適切な言動をした。
町立中学校で女子生徒2人のスカート内を盗撮、県迷惑防止条例違反で11月に罰金50万円の略式命令を受けた男性教諭(24)を懲戒免職とした。

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