普段よりも美しく可愛らしく魅力的に見せることを「盛れる」と言い、自撮りや風景、建物などの写真が実物よりも美しく作成できたときに使われている。2009年のケータイ流行語大賞に「盛る・盛れる」が選ばれたときは、髪にボリュームを持たせてセットする、派手にするという意味で使われていたが、その意味が広がり、今では写真、とくに自撮りを盛らないことが考えられない人もいるほどだ。ライターの森鷹久氏が、加工で盛ることが普通になりすぎたことで起きているトラブルについてレポートする。