今月17日午後9時、フランス南東部トゥーロン市にある病院「Hôpital Sainte Musse」の救急外来にやってきた88歳の男性が「第一次世界大戦で使用された砲弾が肛門に詰まってしまった」と訴えた。予想外の訴えに医師が眉をひそめながら診察してみると、男性の直腸に砲弾が詰まっていることが確認された。

医師はこの砲弾が爆発する可能性もあり医療スタッフのみでは対応しきれないと考え、警備員や消防署に応援を依頼し緊急事態が宣言され入院患者を外へ避難させる対応を取ることになった。この間に婦人科と産科は通常通りの診察などを行っていたそうだが、それ以外の科では一時的に業務停止状態となった。