東京高裁(東京都千代田区霞が関)で刃物を所持していたとして、警視庁丸の内署は22日、銃刀法違反の疑いで、都内在住の中央大生の男(22)を現行犯逮捕した。調べに対し容疑を認めている。

逮捕容疑は、22日午後1時ごろ、高裁入り口の手荷物検査場で包丁1本(刃渡り約20センチ)を所持していたとしている。けが人はなかった。

丸の内署によると、男は危険物の持ち込みを禁じる掲示を見て、包丁をバッグから取り出して警備員に提出したという。暴れる様子はなく「SNSで知り合った女性と会う予定があり、美人局にからまれた場合のために用意していた」と供述しているという。当時、男は指導を受けた教員が証人出廷していた公判を傍聴するため高裁を訪れていた。

https://www.sankei.com/article/20221222-MKKW2OFHUNNP7LPK6H7IXUO6CM/