排便の音を聞いて“下痢”かを判定するAI 精度98%で特定 YouTubeなどからトイレの音350件を学習

この研究では、排せつ音から下痢を特定する手法により、コレラやその他腸の病気の早期発見を促進することを目指す。トイレに設置したセンサーの内蔵マイクが排せつ音を録音し、機械学習で音を分析して下痢の有無をランプで知らせる。

 音の分析では、まず排便の様子を伝える音をスペクトログラムという画像に変換する。音とスペクトログラムは、事象によって異なる特徴を持つ。例えば、排尿は一貫した音色を作り出し、排便は特異な音色を持つ。一方、下痢はよりランダムである。スペクトログラムの画像は、機械学習アルゴリズムに送られ、その特徴に基づいて各イベントを分類するように学習する。
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2212/22/news067.html