昨年6月から7月にかけて、20〜79歳を対象にネット調査したところ、2人以上の世帯が保有する預貯金や株式などの金融資産の平均額は1291万円。前年の1563万円から2割弱も減少している。

 減少した理由は、「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩した」が41.1%で最多。一方、老後の生活について「非常に心配である」と答えた割合は39.5%にのぼった。コロナ禍をへて、庶民の生活がどんどん追い込まれていることがわかる。

 そうしたなか、さらに国民を追い込んでいるのが、岸田首相による大増税だ。

「12月16日、政府は『安保関連3文書』を閣議決定し、向こう5年で総額43兆円規模の防衛予算が確定しました。財源は法人税、所得税、たばこ税の増税でまかないます。

 実はこの日の夜、岸田首相は自民党関連の会合に参加し、すき焼きと福島産の日本酒に舌鼓を打ちながら、『みなさんのおかげで年を越せそうだ。これからもしっかり頑張ります』と笑顔で挨拶したことが読売新聞で報じられています。この言葉には、きっちり増税を決めることができた安堵の気持ちも含まれていたのでしょう」

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