思えば、自分が大学というものをはじめて理解できた授業がこれだった。
高校と同じような感覚で舐め腐っていた自分に、落単はすぐそこにあるんだぞ、と結果をもって警告してくれた授業だった。
自分は怠惰であるが、この授業でギリギリCを取ってからはどうにか頑張るようになった。
フランス語だけではない、基本的にすべての科目で、ある程度、精力的な姿勢で臨むようになった。

最初こそただのフランス語の授業としか思っていなかった。すべてが終わった今思うのは、この授業が一番自分の精神的成長につながったということだ。
少なくとも学部一年というくくりで見たら、この授業の象徴性が揺らぐことは今後、ない。

先生は意識していないかと思われるが、それでも、このようにあなたの授業に感謝している学生がひとり居たこと、忘れないでほしく思います。
短い時間でしたが、ありがとうございました。

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