迷い犬保護中の女性「ながらスマホ」の大型トラックにひき逃げされ死亡 被告に下された判決は

■ネット上に相次ぐ、亡くなった被害者への誹謗中傷
 突然の事故で悠さんを失った家族をさらに追い詰めたのは、ネット上での中傷でした。

 彩さんは振り返ります。

「深夜に道路上ではねられたということから、ネット上には、『自殺願望があった』『女も相当の馬鹿』『ドライバーもお気の毒』『女が迷惑なやつすぎる』など、亡くなった姉を批判するような酷い言葉が相次いで書き込まれました。それは判決後も続いていて、本当に見ること自体辛いです。たしかに、あの場所に人がいることは危険かもしれません。でも、なぜ姉があの場所にいたのか……、こうした書き込みをしている人たちには、その真実をぜひ知ってもらいたいのです」

 以下、悠さんが死の間際に撮影した、わずか6秒の短い動画をご覧ください。

 怯えたような、小さな柴犬を優しくなでているのは悠さんの左手です。