今の社会・産業はITを基軸に動いている。その最たる例がGAFAMやBATなどのプラットフォーマーだ。それらは、業界の壁を越えて巨大なコングロマリットと化している。例を挙げると、Amazonなどは最近、医薬品の開発にまで手を伸ばしている。また、近年、X-Techという言葉があるが、私はむしろTech-Xという言葉を提唱したい。これはITを主産業、それ以外の全産業を副産業とし、ITによって他の産業をコントロールしていく考え方だ。金融という概念を軸とした中央集権システムである国家や巨大銀行への不信感の高まり、諸資本の中でもとりわけ情報資本に価値がおかれる現代において、ITこそが産業、社会、さらには世界の中心であることは自明である。ここまでくるともはやIT業界以外の業界は不要であるとすら言えるだろう。

はぇ〜