法廷内では奥野被告の“飛沫”を警戒して、証言台の周囲3方を高さ2メートルほどのアクリル板で取り囲んだ。ところが、前回の論告求刑公判まで続いた“アクリル板ブロック”が、この日になって突然、取り払われた。

実は奥野被告がアクリル板排除に動いていた。判決公判前に奥野被告は「厚労省の指針でも、距離があり会話が少ない場面では過剰な対策は緩和する方向であり、判決公判では証言時のような会話は想定されるわけではない」とする意見書を裁判所に提出していたという。「裁判所から『積極的に取り外す方向にする』と返答があり、今日なくなっていた。やればできるやんとは思いましたが、判決は酷いものでした」と話した。

奥野淳也被告(36)の判決公判で大阪地裁(大寄淳裁判長)は14日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役4年)を言い渡した。
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