ガキィン!!

敵「ッ!? 誰だ!!」
ワイ「待たせたな」ザッ
主人公「ワイさん!!」

敵「誰だ…お前みたいな奴、知らないぞ? 我々のデータには…」
ワイ「この世界線では初めて、か」フンッ
敵「なにっ!?」

ワイ「お前達の計画を止めるため、世界を一巡して来たのさ。お前の不死の秘密も、とっておきの切り札も既に把握済みだ」
ワイ「お前達にさえ知らされていない、この計画の真の狙いも、な」

敵「戯言を…!」

主人公「ワイさん、別の時間軸から来たんですか…?」
ワイ「黙っていてすまなかった。だが、いずれ全てを話せるはずだ」
主人公「そ、そうだ! 今はそれより、二人がかりでアイツを…」

ワイ「いや…先に行け。奴らの計画を阻止するには時間が惜しい」
主人公「ワイさん…」

ワイ「それに、こんな奴、ワイの敵ではないからな」
主人公「すいませんっ…! ありがとうございます!」ダッ

敵(なんだこいつの異様なオーラ…こいつの正体は、まさか…! いいや、だが、有り得ない!)ツウ

ワイ「先を急いでいる。五分で決着をつけてやるよ」

敵「ほざけぇ! やって見せろお! 運命は変わりはせん!」