0-0で突入したPK戦。後攻のスペインは“PK要員”として延長後半終了目前に投入されたサラビアが右ポストに当てて失敗。
2人目のソレール、3人目のブスケツともに相手GKブヌにセーブされた。反対にモロッコは1人が失敗したものの、4人目のハキミが落ち着いて中央に浮き球を決めて決着。明暗はくっきりと分かれた。

前日には同じE組を1位で突破した日本もPK戦にもつれ込んだ末に敗退。くしくも両チームは揃って3人が失敗するという結果だったが、1人は成功した日本に対し、スペインは誰一人成功がないまま大会を去った。

これには海外識者もツイッターで反応。米誌「ジャコビン」などに寄稿するベンジャミン・フォーゲル氏は「スペインは、史上最悪のPKという意味で日本に勝った」と投稿し、
米紙「USAトゥデー」のレポーターのフィル・フレンド氏は「スペインのPKは日本より酷い」と称した。

米地元局「KFSM-TV」のレポーターのジョナサン・アコスタ氏は「スペインと日本は同じPK学校に通ったのか」とつづり、
英専門誌「ジーズ・フットボール・タイムズ」のジョン・タウンゼント記者は「明らかに、日本とスペインは今大会、PK戦で同じ呪いをかけられていた」と投稿している。