世界で唯一、母船式の捕鯨を行っている水産会社が建造する新たな捕鯨船の命名権が下関市に譲られたことから、市では船名を公募しています。

水産会社「共同船舶」は、3年前に再開された商業捕鯨に参入し、世界で唯一、船団を組み母船で鯨肉を解体、処理する母船式の捕鯨を行っています。
会社の捕鯨母船「日新丸」の老朽化が進んでいることから、下関市の造船会社で新たな母船を建造し、再来年3月の完成を予定しています。
会社は新たな母船の命名権を下関市に譲り、市では11月から船名の公募を始めました。
応募は、ハガキとメールで来年1月13日までの消印有効で受け付け、応募の中から選定委員会が3つの案に絞り、その中から前田市長が船名を決めるということです。
決定した船名は来年3月に公表される予定で、同じ名前が応募されることも想定して、名前が採用された人には、抽選で最大3人まで賞金として5万円が贈られます。
下関市の前田市長は「クジラのまち、下関を全国にアピールする絶好の機会と捉えている。下関とクジラがつながるイメージを作り、本格的な母港化に向けた追い風にしたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20221128/4060015475.html