0001風吹けば名無し
2022/12/03(土) 13:54:55.06ID:wC45JNRnaオオカミに独立を決意させたり、群れのリーダーであることを主張させたりする要因は何だろうか。この疑問は長年、科学者の興味を引いてきた。2022年11月24日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された最新の研究によれば、寄生虫トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)に感染したオオカミは、感染していない個体に比べて、群れのトップに立つ可能性が高いという。
トキソプラズマに感染しているオオカミは、感染していないオオカミに比べて、群れから離れる割合が約11倍、群れのリーダーになる割合が約46倍も高かった。
ヒトも「恐れ知らず」に
大学生と社会人を調査対象とし、2018年7月に学術誌「英国王立協会紀要B(Proceedings of the Royal Society B)」に発表された研究論文では、トキソプラズマに感染している人はビジネスを専攻したり、起業したりする割合が高いという結果が出た。また、感染率が高い国では、新たな起業活動を妨げる要素として「失敗への恐怖」を挙げる人が少ない傾向にあった。