プロ入りを目指す将棋講師・小山怜央アマが28日、大阪・関西将棋会館で指された棋士編入試験五番勝負第1局で、徳田拳士四段に後手番の166手で勝ち、力強く白星発進を決めた。

 五番勝負を左右する振り駒は小山アマの後手となり、互いに飛車先の歩を突いて始まり、角交換となり、先後同型で相腰掛け銀へ。小山アマは正午の昼食休憩までに22分しか消費せず、切れのいい指し回しでリードした。

 玉を上部に逃げられ、反撃を食らったが、耐え忍ぶと、正確に追い詰めて今年デビューして27勝4敗で勝率約8割7分1厘と現在1位の徳田を撃破した。

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