子どもの火遊びで2人死亡火災、母親に3160万円賠償命令…親の監督責任重く


 子どものいたずらや遊びが重大な結果を引き起こし、親が高額の賠償金を支払うケースは少なくない。徳島市で2018年、住人2人が死亡したアパート火災では、男児(11)の火遊びが原因だったとして、徳島地裁が今月2日、母親に遺族への約3160万円の賠償を命じた。親に課せられる「監督責任」は大きい。

 18年3月、徳島市北矢三町の2階建てアパートが全焼。男性(当時38歳)ら2人が死亡した。男性の遺族は19年、男児の母親に慰謝料など約4050万円の損害賠償を求めて提訴した。