四十年後社内政治の後始末ワイ「専務には自主的に早期退職していただくのがよろしいかと」
ワイ「彼が背任行為に手を染めていた証拠はあるが、突いて争いが長引けば双方の陣営の不利益になる」
ワイ「会社としても株主に説明ができないでしょう」
ワイ「退職金を見せてこれで退かせるのがよろしいかと」

副社長「うむ」

ワイ「…つきまして、常務の処分ですが、彼には子会社の社長に配属するのがよろしいかと」
ワイ「新しい営業利益拡大のための子会社でしたが、業界自体が伸び悩み、潰すわけにもいかず我がグループのお荷物となっております」
ワイ「あそこに飛ばしておけば勢力争いには今後関与できませんよ」

副社長「うむ」

ワイ「これで彼も念願の社長というわけですな」ハァ

副社長「ははw」

ワイ「部長も社長の気紛れで作った新規事業の部署に飛ばしますね」
ワイ「三人共実質的なクビ切りではありますが、この処分であれば株主や一般社員から大きな反感を持たれることはないでしょう」
ワイ「建前って奴は存外に重要ですからね」

副社長「それなw」