糖質「私に走れと叫んだ」
カウンセラー「どんな風に?」
糖質「脳に直接叫んできた」
カウンセラー「では走れと20回高速で言ってみてください」

糖質「走れ走れ走れ…」
カウンセラー「レハシと高速で20回言ってみてください」
糖質「レハシレハシレハシ…」
カウンセラー「走れという言葉がだんだんと言葉ではなく単なる音のように聞こえてきませんか」

糖質「はい」
カウンセラー「走れが単なる音なら従わなくてもよいでしょう?」
糖質「おお」
カウンセラー「意味のある言葉はもしかしたら意味がないかもしれませんよ」

糖質「じゃああなたの脳が私の脳にメッセージを送っているのは?」
カウンセラー「どういうメッセージですか?」
糖質「見せろ見せろとビリビリ電気を送ってきます」
カウンセラー「もしそれがあなたにとって意味のある言葉ではなく単なる音か何かだったら?」

糖質「あー」
カウンセラー「それはあなたにとって本当は電気の役割などないかもしれませんよ」
糖質「あなたは何が言いたいんですか」
カウンセラー「あなたの頭の中に響く言葉は実は意味のある言葉じゃないかもしれない、言葉が聞こえてきたら20回高速で逆さ読みしてみてください」

糖質「ロセミロセミロセミ…」
カウンセラー「いま見せろはどんな感じですか?」

糖質「なるほどまるで音みたいです」